屋比久勝子の毎日をキラキラに☆

毎日の健康づくりに欠かせない熱と栄養について、日々のカウンセリングや施術を通して得たオリジナルな視点から語るブログです。

心臓の働きとそのケア

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 人間の体には4~5リットルの血液が流れていると言います。血液が循環して、細胞と組織に酸素と栄養素を配り、代謝で得られる二酸化炭素や老廃物を拾い上げ、肝臓、腎臓、腸、肺、皮膚へと処理のために引き渡します。

 毛細血管の働きは栄養状態に左右される

 組織から組織ヘ血液を運搬する血管は、枝を広げた木に似ている網状組織を形作っています。心臓の近くの血管は比較的大きく(人の親指位の大きさ)動脈から栄養を受け取る細胞の近くでは、だんだん小さくなり、顕微鏡でしか見えない管になります。

 血管は電気のコイルバネに例えられますが、タンパク質欠乏では強度な血管は作れず、コイルバネが伸びた状態になり強度が弱くなります。特に心臓から遠く、毛細血管の細い脳への酸素供給が低下してしまいます。脳は、微妙にバランスの取れた、そして極めて複雑な機能を持っているために、おそらく他のどんな器官よりも栄養素の欠乏に対して非常に敏感です。

 心臓から送り出された血液のうち、約28%は肝臓ヘ、約23%は腎臓ヘ、約15%は脳ヘ送られると言います。ただし、血流量は常に一定ではなく、運動時には増加します。例えば、骨格筋に送られる血流量は、運動時に安静時の30倍にもなると言います。このように血流量は、自律神経活動などによって制御され、組織の必要に応じて変化していきます。

血圧を整える栄養素

 心臓から血液が送り出されるときの圧力を「血圧」と言いますが、血圧は心臓の収縮期には最高値を、拡張期には最低値を示します。高過ぎても低過ぎてもよくありませんが、一般的には(上が140mmHg以上、下が90mmHg以上)を高血圧と言います。

 ホースの口を抑えると水が勢いよく飛ぶのと同じで、血管にコレステロールなどが溜まると血圧が高くなり、この状態が長く続くと血管にも心臓にも負担が掛かって不調の原因になります。一方、低血圧も血液の循環が悪く不健康であることを意味します。それらの改善には、高タンパク質、マルチビタミン、ミネラル、レシチンビタミンE、ビタミンCの摂取が不可欠です。