屋比久勝子の毎日をキラキラに☆

毎日の健康づくりに欠かせない熱と栄養について、日々のカウンセリングや施術を通して得たオリジナルな視点から語るブログです。

キレるのは食べ物のせい?

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 近年、凶暴な少年が増えた。事件にならなくとも、些細な事でカッとなり、暴力をふるってしまう少年が増えている。この様な突発的な暴力を巷では「キレる」と称している。暴力的な性格が遺伝によるのか、それとも育ち(しつけや教育)によるのかといった議論はずっと続いてきたが、ここにきて、栄養素のバランスが崩れることによっても暴力行為が発生するという、第3の説が注目を浴びている。

 その原因はインスタント食品やファーストフードに目を向けられた。それらの食品は、手間もかからず、味も良し、ということで人気を呼んでいるが、便利な世の中になったものだと喜ぶのはまだ早い。それらの食品は、脂肪と糖分がやたらに多く、高カロリーであるが、対象的にビタミンやミネラル、そしてファイバーは極端に不足している。つまり、栄養のバランスを著しく欠いているのである。

 このような食べ物を「ジャンクフード」と呼んでいる。英語でジャンクは「ガラクタ」の意味であるから、ジャンクフードは「がらくた食物」のことである。こんなジャンクフードが肥満や糖尿病の恐れはもちろん、脳にも悪い影響を及ぼしかねない。特に亜鉛不足が心配されている。ウイリアム・ワルシュの研究で、栄養のアンバランス、特に亜鉛の不足、銅の過剰が暴力という極めて攻撃的な行動に大きな影響を持っていることが確認されている。