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屋比久勝子の毎日をキラキラに☆

毎日の健康づくりに欠かせない熱と栄養について、日々のカウンセリングや施術を通して得たオリジナルな視点から語るブログです。

顔色と酵素活性

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 私達の顔色は、元気なときと病気のときとでは大違いである。この違いは、分子的に見れば、酵素活性の違いから来ると言えます。

 生命の実体は代謝であり、すべての代謝は酵素活性に関わっています。酵素活性と言えば、生命の活性の内容であると理解しても過言ではありません。すべての「元気」さに対し、または疲れたときや病気の時などの「不元気」さに対し、先ずは酵素活性を頭におくべきです。

 また、幼児と老人との顔色の違いを比べると、その相違は体液(血液・リンパ液)のPhの違いから来ると言えます。Phは組織ごとに決まっていますが、それを支配するのは、細胞の環境となっている体液です。血液の量はリンパ液量の9倍に達すると言いますから、体液と言えば血液を意味するとも言えます。

 体液の最適Phは7.35~7.45です。そして、ひとのPhの推移を見ると、幼児期に高く、歳を重ねるごとに次第に低くなっています。体液の状態が酵素活性に影響を及ぼすことを考えると、それが幼児と老人との活動性から顔色に至るまでの相違の背景になっている事は容易に理解おわかりでしょう。少しでも老化を遅らす手段は、日々の食事に抜かりのない様に気をつけることです。

キレるのは食べ物のせい?

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 近年、凶暴な少年が増えた。事件にならなくとも、些細な事でカッとなり、暴力をふるってしまう少年が増えている。この様な突発的な暴力を巷では「キレる」と称している。暴力的な性格が遺伝によるのか、それとも育ち(しつけや教育)によるのかといった議論はずっと続いてきたが、ここにきて、栄養素のバランスが崩れることによっても暴力行為が発生するという、第3の説が注目を浴びている。

 その原因はインスタント食品やファーストフードに目を向けられた。それらの食品は、手間もかからず、味も良し、ということで人気を呼んでいるが、便利な世の中になったものだと喜ぶのはまだ早い。それらの食品は、脂肪と糖分がやたらに多く、高カロリーであるが、対象的にビタミンやミネラル、そしてファイバーは極端に不足している。つまり、栄養のバランスを著しく欠いているのである。

 このような食べ物を「ジャンクフード」と呼んでいる。英語でジャンクは「ガラクタ」の意味であるから、ジャンクフードは「がらくた食物」のことである。こんなジャンクフードが肥満や糖尿病の恐れはもちろん、脳にも悪い影響を及ぼしかねない。特に亜鉛不足が心配されている。ウイリアム・ワルシュの研究で、栄養のアンバランス、特に亜鉛の不足、銅の過剰が暴力という極めて攻撃的な行動に大きな影響を持っていることが確認されている。

菜食主義者は?

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 先日、体質改善と言う事で、穀類、野菜、植物性タンパク質(大豆)だけを食べ、動物性タンパク質を一切排除している菜食主義の方が来院されました。身長153㎝に体重36kg、顔色は土色で元気が無く、糖尿病を患っておられます。

 インシュリンはタンパク質がアミノ酸に分解され、51個のアミノ酸の繋がったペプチドホルモンです。材料が無くては、生体は何も作れません。古典栄養学と違い、栄養学の進歩によって、ビタミン、ミネラルも必要な要素である事も分かりました。そこで、植物性食品にそれらが揃っているかが問題になってきます。

 菜食主義者には胃弱が見られます。人参、カボチャ(濃色野菜)をたっぷり食べないと、ビタミンAの不足がおき、胃を十分に強く保つ事が出来ず、ストレスに弱い事になります。なら、野菜なら何でも食べれば良いと言って鮮度の落ちたものを食せば、亜硝酸塩を押し付けられ、甲状腺機能障害の原因になりかねません。自家栽培の新鮮な野菜なら少ないのですが…。

 菜食主義だとB2(動物性タンパクに多い)を取り損ない、肝臓や腎臓も守れません。また、食塩にはB2を追い出す性質があるので、塩辛い調味を避けないと、高血圧の原因になりかねません。

 人体はタンパク質の塊です。DNA遺伝子や細胞、骨(90%はコラーゲンタンパク)抗体、皮膚に至るまでタンパク質で出来ています。そして、体内でタンパク質を活性化させるのにビタミン、ミネラルは欠かせません。それらの摂取を怠れば、後の祭りになることでしょう。

レモンが酸っぱいのは?

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 ビタミンCはアスコルビン酸だから、酸っぱい味がすると思って居られる方が大分おられます。しかし、緑茶にビタミンCがあると言っても、酸っぱい味がする訳ではありません。これは、アスコルビン酸インドールで中和されて「アスコルビゲン」の形になったものです。

 レモンの酸っぱさはビタミンCのためではなく、「クエン酸」です。これもアスコルビゲンの形をとっています。酸っぱい味のする果物を食べてビタミンCをたっぷり取ったと思っては大間違いです。1日に必要なビタミンCを2g(個体差がある)とすると、これはレモンの皮をむいた4kgに相当すると言われます。

 ビタミンCは話題性に富む栄養素ですが、その働きは、アミノ酸の代謝にも関与しています。チロシン(神経伝達ホルモンのドーパミンメラニンの前駆物質)トリプトファン(セロトニンメラトニンノルアドレナリン神経伝達物質)フェニールアラニン(神経伝達ドーパミン)などがそうであります。また、ブドウ糖の代謝にも、コラーゲンの合成やインターフェロンの合成にも、葉酸の生成にも、また、脂肪酸のベータ酸化を促進する作用を持っています。ビタミンCはまさに万能選手と言うべき栄養素です。

 よく、「天然品と合成品の違いは?」と質問されますが「生体内生理活性において分子構造上の大差はない」とビタミンCの研究でノーベル化学賞を受賞されたライナス・ポーリング博士は書で述べておられます。