屋比久勝子の毎日をキラキラに☆

毎日の健康づくりに欠かせない熱と栄養について、日々のカウンセリングや施術を通して得たオリジナルな視点から語るブログです。

卵が超良質タンパク質である理由

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 卵はコレステロールが高いから、なるべく食べない様にしている。という人が、今だに多いのには只々ビックリです。コレステロールは細胞膜の材料でもあり、性ホルモン、副腎皮質ホルモンなど、ステロイドホルモンの材料でもあり、人間に欠かすことの出来ない栄養素です。

 卵は卵黄にケファリン、卵白に硫黄を含んでいる

  コレステロール値が高いと動脈壁に沈着し、悪玉の原因になると言われていますが、卵黄には、余剰なコレステロールを分解するケファリンが、豊富に含まれています。ケファリンには、乳化、界面作用があり、血管壁に沈着している酸化脂肪を分解する働きがあります。

 また、ビタミンを豊富に含む超良質タンパク質である以上に、卵白に大量の硫黄を含んでいます。この硫黄には、鉛、水銀、カドミウムなどの重金属を捕まえて、尿に捨ててしまう働きもあるのです。体内では紫外線やX線の作り出すラジカル(破壊活動家)という凶暴な物質が存在します。卵の成分にはそのラジカルを捕まえて無毒化する働きもあります。

ヨード卵とは海藻を食べたニワトリの卵

  最近、スーパーにはヨード卵が並んでいます。ヨード卵はニワトリの餌に海藻を与えた卵です。ヨード卵のヨードは、レシチン脂質と結合しているので、海藻より吸収が早いのです。ヨードは甲状腺ホルモンのチロキシン、トリヨードチロニン(FT3)の原料として必須のミネラルですので、不足すると甲状腺機能のアンバランスに繋がります。

 ハム、ソーセージ、ベーコンに添加される発色剤、亜硝酸ナトリウムに、甲状腺機能を障害する作用があることを考えますと、ヨードは大切なミネラルとなります。